141パンダが旅立ちました

今日は生憎の雨模様ですが、予報が外れ朝からの雨ではなくなりました。

さてさて、あまりここには登場していませんでしたが141の平成元年PANDAがあったんです、前オーナーのセンスが光る全塗装されたクリーム色のおしゃれさん。
このパンダが今朝、乗ってくれるという方の元へ積載車で引き取られていきました。
色々と手を入れないと公道で走ることはできない状態でしたが、我が家に留め置いている車両の中で唯一エンジンがかかる状態での保管でした。

1000ccのキャブ、パートタイムの4WD、左ハンドルのMT車両はかな〜り珍しいと思います。
色々と、本当に本当に色々と縁あって、我が家に来てくれたのですが、楽しく走っている途中でマフラーの太鼓の部分が折れて爆音くんになってしまい、そのまま車検切れという悲しい状態のパンダでした。
マフラーは3万ぐらいだったのですが、そういった金銭的な余裕がまったくなく、喫茶などの事業立ち上げ中で、それはもう湯水のようにお金が消えていく一番強烈に悲惨なタイミングでの故障でした。
マフラーは月賦でもいいと心優しい有り難いオファーいただきましたが、それすら払える状況では無かったご迷惑をかけてしまうというのが本当の所。

まだまだまだまだ現役を続けられる個体だと思います。
13万キロの走行ですが、30万キロ走っても、こういう車は値落ちはしないでしょうから、引取先にもご迷惑はなるべくかからないんじゃないかと思います。

最初で最後かもしれない、左ハンドル、輸入車の所有は大変に心踊る時間を過ごせました。
かなり売上的にもきつい時期を一緒に過ごせたのは、むしろラッキーだったかもしれません。
思い出はそっと心の中にしまい、次へのステップへ踏み出す事ができてホッとすると共に、今までおしゃれな車両が店舗入口にあったのに無くなってしまった寂しさは隠せません。

トコトコと近所を走るのに最適で楽しかったですよ、ありがとう141クリーム色PANDA。

今日の夕方に、もう一台旅立つのですが、それはまた旅立ったら。
こっちは特に長く一緒にいたので、私の心が耐えられるか心配です・・・。

自動車は文化です、単なる移動の道具じゃありませんって。
それではまた。

ヤナギG